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質問1 男性器を切断した時のポイントとは何ですか?
男性器を切断した時のポイントは
(1)排尿機構を維持できているか?
(2)血液の流れがスムーズになっているか?
(3)勃起神経の刺激により残存海綿体に血流が流れて「痛み」になっていないか?
ということが重要なポイントです。
質問2 男性器を薬の使用で廃退させた場合のポイントは?
女性ホルモンや、男性ホルモンのアナログにより男性器を小さくすると当然尿道も狭く細くなります。これと同じ現象は、前立腺癌の時の治療中におこります。前立腺癌の薬である抗男性ホルモン剤を長期に飲むと尿道が狭くなり、さらに高度な包茎になり排尿できなくなるケースがあるのです。
質問3 男性器を皮弁を用いて作成する時のポイントは?
皮弁を用いた男性器の作成では、この新しい男性器の中の尿道と本来の女性としての尿道との接合部が問題です。この部分に狭窄をおこし、排尿困難をおこすこともあります。また、手術が正確でないと接合部の糸を介して膿瘍ができたり、瘻口ができることがあります。もともとの骨盤底筋群が女性のものなので男性器を接合するときに傷をつけていることもあります。
質問4 人工的に作成した膣についてのポイント?
ほとんどの膣は、陰茎や陰嚢を翻転して作成するか、腸の一部を用います。前者では性感が残るのが特徴です。この場合のポイントは、(1)性交による裂傷(2)作成時に骨盤底を切断していることにより将来的な骨盤底弛緩をおこすことです。骨盤底はほとんどの女性で弛緩をおこし、子宮・膀胱・直腸または腸が落ちてきて大変不快です。これと同じことがおこる可能性があります。
質問5 アナルセックスを繰り返す場合のポイント?
この場合は、直腸の粘膜が刺激されますので、痔瘻をつくってしまう可能性があります。痔瘻は意外と厄介で、会陰部の皮下膿瘍を作りやすいのです。
質問6 男性器を切断しても前立腺肥大症になりますか?
男性器の有無にかかわらず、前立腺肥大症は尿の刺激でなりえます。したがって高齢になればなる可能性があります。一方、ホルモン剤を使用している方では前立腺は一般に肥大症にはならないと推測されていますが、その分尿道の狭窄が起こりえます。
また、前立腺は外部からの細菌の侵入を抑える役割をしますが、尿道が短くなることでこの頻度が高くなり、結果的に前立腺炎になりやすくなります。前立腺炎はなんどもトイレに行きたくなるもので、なかなか治らない場合もあります。さらに前立腺は刺激をうけると気持ちよいと感じる人もいます。人工的に作成した膣を介した性交渉でこの前立腺の刺激を性的な興奮と認識する癖がある場合は、特に前立腺のメンテナンスを気をつけてください。
なお、前立腺まで切除する手術は大変高度な技術を要します。外国で手術をうけた際に全て切除したといわれても、前立腺は膀胱を切断して膀胱の出口を作成する手術まで必要としますので、そのようなことまでされていれば前立腺を摘出されているものと思います。
質問7 女性器を男性器に変えたことで膀胱炎の頻度はさがりますか?
女性は尿道が短いので膀胱炎になりやすいというのが、一般的に知られていますが、正しくは男性は前立腺という組織が、外部からの細菌の侵入を阻止しているのです。ですから前立腺がありませんので、膀胱炎の頻度がさがるとはいいきれません。また、あたらしい尿道との接合部に糸を介した感染がおこると厄介です。これにより複雑性膀胱炎になる場合があります。
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