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メールマガジン:2009.01.27 Vol.328--不定期刊行
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・New Era of Responsibility

海外のメディアが、オバマ新大統領誕生のニュースに沸いている日に、同じメディアに、トヨタの新社長に創業者のお孫さんが就任するという記事が出た。未曾有の経済危機に、彼方は「変化」を掲げたリーダーを選び、此方は過去の名前にすがった。日本では頻繁に変わる首相も、何代にもわたって政治家二世三世ばかりが選ばれている。この点は政権が民主党に移っても同じことで、「変化」は期待できない。

危機の時代に、アメリカはこれまでとはまったく違う大統領を選んだ。オバマ大統領は就任演説で「責任の新時代」を掲げ、アメリカ人に「悔い改めよ」と説いた。時代が生んだ救世主なのかもしれない。オバマ大統領にはアフリカ人とヨーロッパ人の血が流れ、太平洋、アジアで少年時代を過ごした。ミドルネームはフセインだ。そして、アメリカの大統領。生まれながらにして、「世界」を見ることができる人なのかも知れない。
(参照)オバマ米大統領、就任演説全文(和文)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm
(参照)Inaugural Address
http://www.forbes.com/businessinthebeltway/2009/01/20/obama-inaugural-address-biz-beltway-cx_bo_0120address.html
(映像)President Barack Obama 2009 Inauguration and Address
http://jp.youtube.com/watch?v=VjnygQ02aW4&feature=channel
(おまけ映像)President Kennedy 1961 Inaugural Address
http://jp.youtube.com/watch?v=BLmiOEk59n8&feature=channel


オバマ大統領の誕生には、その前のブッシュ政権が不可欠だったとも言える。ブッシュ政権が危機を拡大したからだけではない。ブッシュ政権のもとでアフリカ系初の国務長官となったパウエル元国務長官、アフリカ系女性初の国務長官となったライス前国務長官が、アフリカ系初の大統領の露払い役をしたとも言えるからだ。その意味でも、オバマ大統領は時代に選ばれたリーダーのように思える。


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・書くということ

「書くことが嫌いだった」と言う物書きがいる。〆切に追われ、ホテルに缶詰めになって、やっと書き上げる人もいる。ドストエフスキーのように、原稿料の前借り、前借りで、借金に追いまくられないと書けない人もいた。

書くということは、自分を晒すということ。何かを誠実に書き続け、晒し続けていると、辛くもなってくるというもの。このメルマガの出る周期が長くなったのは、そのためだ。原稿料を貰っても辛いのに、無料でなぜ書くのか、何か見返りはないのか? 分かりやすい見返りは、前回送った、有料メルマガの宣伝だ。今回のも、1月15日に出版された新著の告知という見返りがある。それでも、書き始めるのに2週間近くもかかった。

「毎日、数行! マーケット情報で学ぶ経済英語!」 (http://www.mag2.com/m/0000142830.htm)が毎日書けるのは、自分の意見を書かないからだ。いくつもの英文の経済紙に目を通し、経済や相場の先行きを考えて、その日に最も重要だと思えた情報を、数行のきれいな英文にまとめたパラグラフを選ぶ。読む人が読めば、相場の節目や転換点が見える。リンク先を表示することで、情報の入手先が分かる。日本語訳があるので、英文に興味がなくても役立つ。自分の意見など書かなくても、分かる人には分かると思えるから、毎日続けることができている。

余談だが、そういった「ニュースサイトの記事のタイトルと、記事の一部を無断で掲載し、『詳しくはこちら』として、記事の全文を読むには」と直リンクを貼った、ニューヨークタイムズ紙が、地方新聞社から「著作権侵害」として訴えられた。無料で記事を読ませてもらっているせめてものお礼に、無料宣伝になるかと、私もリンク先を表示してきたが、訴えられる可能性が出てきたわけだ。

「マネーのまぐまぐ」に、「矢口新のトレードセンス養成講座」 (http://money.mag2.com/invest/tradesense/)を毎週書けるのは、読者の質問に答える形式だからだ。答えには自分を晒しまくっているが、テーマが絞り込まれていることと、依頼されて書いているということで、随分気持が楽になるものだ。(とはいえ、それで目一杯で、他からの依頼は断っている。)

その「矢口新のトレードセンス養成講座」から50問を抜き出して、解説を加えたのが新著だ。投資をやっている人には、日々、あるいはいつか出くわす疑問に対する答えが満載なので、手元に置いていて貰いたい。私の本はどれでも、投資を行っている人にとって、一生モノであると自負している。

☆新著が出ました。
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・矢口新の全銘柄チャートチェック - 買える谷越え日本株!

有料メルマガの発行準備を始めて8週間になる。この8週間、月曜朝配信を想定して、毎土曜、日曜にチャートをチェックし続けた。もっとも、チャートなどテクニカルだけではない、財務や企業収益もチェックした。見続けていると、やはり見えてくるものがある。

相場でもそうだが、自信があるならレバレッジをかけろと言われる。レバレッジとは自己資金だけではなく、借金をして相場を張ることだ。リターンが10%の時、3倍のレバレッジだと30%になる。ヘッジファンドの平均リターンは、好い時でも30%ぐらいだったが、4、5倍のレバレッジは平気でかけていた。100%などという猛者もいた。それで30%なのだから、実際のリターンはコンマ以下、まさしく蛮勇だった。

私は、タイミングさえ捉えれば、レバレッジをかけなくても誰でも年率30%は取れると思っている。実際、個人投資家として生きている人たちには、それ位のリターンは必須だろう。

企業経営で、無借金というのはレバレッジをかけてないということだ。掛け値なしで勝負している。それで、2桁増益を上げているところがいくつもある。なのに、株価は純資産さえ下回っている。おまけに、なぜか信用買いより、空売りの方が多い。なぜなんだろう、逆に不安にさえなる銘柄がある。

だが、どこから見ても素晴らしいと、多くの人が買い続けてきた銘柄が、突然破綻するのも相場だ。良いと思えたものが、タイミングにきたら、買って見るのも面白い。無借金で儲けている会社が、いきなり破綻する確率は極めて低い。時間をかけて見ることができる銘柄だと言える。

一方、すでにそれなりには買われているが、絶好の押し目に見える銘柄もある。そんな銘柄、あんな銘柄を30から50集めたのが、【ゴールド】。

買いやすく5つに絞って、理由と、売買の参考価格を付け加えたのが、【プラチナ】だ。

私が提供しているのは、「叩き台」だ。晒し物になる叩き台があると、長所や短所が明確になって、チャートを見る目が変わってくる。こういったものは、銘柄選びに迷っている人だけでなく、ファンドマネージャや証券会社の営業マンといったプロにも、便利だと思う。

いよいよ来週の月曜日が創刊だ。

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よろしく、お願いいたします。


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ここに書かれていることは教育的な目的で用いられるものであり、売買の注文をすすめるものではありません。
また、投資を斡旋・推奨するものでもありません。

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